床暖房で低温やけどが起こる原因!温水式が安全はデタラメ

床暖房を設置を考えている方の中に、次のようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

  • 床暖房をお家に入れたいけど、低温やけどが起こりやすいと聞いた
  • 温水式床暖房なら低温やけどは回避できるって本当?
  • 低温やけどはどんな症状が出るの?
  • 赤ちゃんにとってのリスクはある?

先に正直にも仕上げますと、床暖房のリスクとして「低温やけど」の危険性はないとは言い切れません。使い方を間違えたら低温やけどを負ってしまうことがあります。そこで今回は、「低温やけど」が起こる原因や症状、床暖房業界の低温やけどに対する嘘本当について詳しくご紹介していきます。

低温やけどの症状が出るメカニズム

床暖房を使えば低温やけどになるわけではありません。ストーブやホットカーペットでも低温やけどになることもあります。一体、なぜ低温やけどが発生してしまうのか。まずは、低温やけどの症状が出るメカニズムについて解説致します。

低温やけどとは?

やけどとは、熱の影響を受けることで「皮膚組織が損傷する症状」のことをいいます。

また、通常ではやけどにはいたらない温度でも、長時間接触することでやけどの症状が出る場合があります。とくに40℃前後の低温でも長時間接触することで起こるようなやけどが、低温やけどと呼ばれています。

低温やけどの症状について

やけどの損傷レベルはおもに3段階あり、それぞれ皮膚表面からどの程度の深さに損傷が及んでいるかで分類されています。

  • Ⅰ度:表皮
  • Ⅱ度:真皮
  • Ⅲ度:皮下組織

またやけどのレベルによって、伴うおもな症状も異なります。

  • Ⅰ度:軽い痛みとともに、赤みが見られる
  • Ⅱ度:強い痛みとともに、水ぶくれなどが現れる
  • Ⅲ度:神経の損傷を伴うため痛みなどの感覚を失い、血流の悪化で黒くなる

低温やけどは、温度と接触時間に関連して損傷レベルに反映されますが、場合によっては皮膚の深い位置で起こるⅢ度のレベルにまでいたることもあるため注意が必要です。

床暖房で低温やけどが起こる原因

床面に人が接触している部分の温度を「閉塞温度」と言います。

床暖房の種類によっては、床面に人が長時間接触し続けることで床暖房による熱が放射されずに「閉塞温度」が高くなることあります。その状態が長く続くと低温やけどにつながるわけです。

低温やけどにいたるまでの時間については、兵庫県立健康生活科学研究所生活科学総合センターの資料に以下のような記述があります。

  • 皮膚の温度が44℃の場合:3時間~4時間
  • 皮膚の温度が46℃の場合:30分~1時間
  • 皮膚の温度が50℃の場合:2分~3分

また低温やけどは、使い捨てカイロや電気毛布を使用することでも起こる可能性があるとされています。これらも同じ原理で、接触している部分の温度、いわゆる「閉塞温度」が高い状態が長時間続くことで起こる現象です。

温水式床暖房が低温やけどを防げる!は業界の嘘

よく「温水式床暖房は低温やけどの危険性がない」と謳われていますが、それは大きな間違いです。どの暖房器具でも使い方を誤れば低温やけどになるリスクはあります。電気式床暖房でも温水式床暖房でも低温やけどのリスクは孕んでいます。

ではなぜ温水式床暖房が他の床暖房よりも低温やけどのリスクが少ないかと言うと、業界全体で温水式をなぜか猛プッシュしているからです。古くから使われてきた製品なので、もしかしたら裏で利権みたいなものが働いている可能性もありますし、温水式床暖房は単純に利幅が大きくて儲かるからプッシュされているかもしれません。

ですが先ほども申し上げた通り、電気式でも温水式でも低温やけどのリスクはさほど変わりありません。重要なのは、使い方です。

低温やけどを防ぐには

床暖房で低温やけどを防ぐには、まず低温やけどのリスクを知ることから始めましょう。

また床暖房に限ったことではなく、使い捨てカイロや電気毛布などを使用するときでも同様のリスクがあることを理解する必要があります。そのうえで、意識して予防に努めることで低温やけどは避けられるでしょう。

その予防策とは、低温やけどが起こる環境を作らないことです。

低温やけどが起こるのは、おおよそ40℃強~50℃程度のものと長時間接触することが原因になります。つまり、40℃強~50℃程度の暖房機器を使用するときは、設定温度の調整をすることや使用時間の調整をすることなどが予防策として機能するということになります。

床暖房で低温やけどを防ぐおもな予防策をご紹介いたします。

設定温度を上げすぎない

低温やけどは閉塞温度が高まらないようにすることが重要です。ということは設定温度を上げすぎないことが対策として効果を発揮します。

床暖房は輻射熱によって部屋全体を暖めるため、それほど高い温度に設定しなくても心地よい空間づくりが可能です。

したがって、日ごろから設定温度を上げすぎないように注意しておくことをおすすめします。

就寝することを避ける

床暖房を使用しているときに就寝した場合、閉塞温度の高い状態が長時間続く可能性があります。

とくに飲酒をして酔った状態にあると、一度寝てしまうとなかなか目が覚めないこともあるでしょう。床暖暖房を使用しながらの飲酒はほどほどにすることや、あるいは周囲も気を付けることなど予防の意識を高めることも重要です。

皮膚に違和感のある時は使用を中止する

低温やけどは一見軽傷に思われがちですが、損傷レベルがⅢ度にまで達し神経まで損傷することがあると、痛みも感じない場合もあります。

このようなケースでは、思いのほか症状が重く治療に要する時間も長期化することもあるため注意が必要です。痛みはないから大丈夫ということではなく、皮膚に違和感があるときはいったん場所を離れるなど使用を中断することも必要になります。

そして違和感が消えない場合は、迷わず医療機関で診てもらいましょう。

赤ちゃんにとって床暖房は危険?

赤ちゃん

床暖房を自宅に導入したいと思っていても、赤ちゃんの皮膚は弱いので触れたらダメなのではと思っている方も多いと思います。

結論としては、床暖房の種類や設定温度によっては、低温やけどのリスクが伴う場合もあるということになります。寝ている時間が長いうえ、とくに寝返りができない幼児などは、閉塞温度の高い状態が長時間続きやすいといえます。

状況に応じて、温度調整や時間調整をしながらリスク回避をする必要がありますが、安全設計を施している床暖房もあり、うまく活用することで効果を発揮するでしょう。赤ちゃんと床暖房のリスク、そしてリスクを最小限に減らす方法を下記記事にまとめていますのでご参考ください。

参考床暖房は赤ちゃんに危険?低温やけどを防ぐマットの利用を!

まとめ

ここまで、床暖房の低温やけどの原因や症状などをご紹介してきました。最後に、この記事のまとめとなります。

  • 長時間同じ面を床と接触させない
  • 床暖房の設定温度には注意を払う
  • 温水式でも電気式でもリスクはさほど変わらない

弊社が取り扱う床暖房は、「オートダウン方式」と呼ばれる、閉塞温度を高めないよう自動的に調整機能が働いています。これにより、自動的に温度を下げるようになっているので、低温やけどのリスクを大きく軽減することも可能です。

床暖房は使い方さえ間違わなければ低温やけどのリスクは軽減できます。温水式床暖房だと低温やけどが回避できる、はこの業界のデタラメなのでそういった事を謳う悪徳業者にはご注意ください。

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